2016.10.24
【カテゴリ】子育てのコツ
「なんで何回も同じこと注意されてもわからんの?」
子どもが同じことを何回も注意される理由
それは
脳の発達にあります。
先日ご紹介した
こちらの本
この本を読むと
子どもが何度注意しても
同じ失敗をやらかす理由がわかります
ヒトの脳は
2階建ての家と似ていて
1階は
動物脳と呼ばれる辺縁系と脳幹
2階は
人間脳と呼ばれる大脳新皮質
でできています。
1階の辺縁系は
・怒り
・恐怖
・まばたき
などの役割を持っています。
なので、
何か起きて
1階が反応すると
戦うか
逃げるか
フリーズするか
という反応がおきます。
例えば、
ひどくかんしゃくをおこして
わめいているとき
脳の1階が反応しているんですね。
2階の大脳新皮質は
・計画を立てる
・想像する
・共感する
・合理的な判断
・自分を省みる
といった
論理的な判断をします。
なので、
2階がうまく働けば
ガマンしたり
周りのためになる行動をしたり
自分の考えを相手に伝えたりすることが
できるんです
が、
2階の脳は
幼児から20代半ばまでは
建築中
つまり、
うまく働いたり
そうでもなかったり
動きが遅かったり
反応が鈍かったり
すぐに
1階の反応を
抑えることができなかったりするんです
だから、
何度も同じことで
注意されちゃうんですね~
しかも、
2階の脳は
大切な保護者(親)と
愛情のある
つながりの中で
成長するんです
ということは
子どもが
何かやらかしてしまった時
子どもの2階の脳が
合理的な判断を学ぶ
大きなチャンス
それに対して
お母さんも
「き~」
っとなってしまうと
これはもう二人とも
こんな状態
1階の脳 VS 1階の脳
子どもの2階の脳を
成長させるチャンスを
失ってしまうのです・・・
子どもが
激しく怒っているとき
悲しくて泣いているとき
はぶてて自分の気持ちに折り合いをつけられないとき
かんしゃくをおこしているとき
子どもは
大人とのつながりを
必要としています。
ネガティブな感情を出してしまったときこそ
親を必要としているんです。
でも、
お母さんも
こんなになってしまうとしたら
お母さん自身も
誰か大切な人との
つながりを必要としているってことですね。
子どものしつけとは
悪いことをしたこと、
その子が
悪い子だっていうことを
思い知らせることでは
ありません。
子どもの2階の脳を育み、
人間らしい判断が
出来るように
助けることです。
そのためには
寄り添いと
温かい手が
必要なんです。
それは
幼児から20歳くらいまで
ずっとですよ
もし
「わかるけど、
自分もき~っとなってしまって
できん」
という場合には
あなた自身が
愛のあるつながりを
必要としている
ということですね。
子どもの1階の脳と2階の脳
どちらを
成長させてやりたいですか
今日も読んでいただきありがとうございます(*´ω`*)
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