2016.04.02
【カテゴリ】心理学
気持ちの切り替えが早い子になってほしいと思っているお母さんにオススメの本
今日は本のご紹介
「子どもの感情コントロールと心理臨床」
中学校で働いていたとき
「あの子たちは
まだ、中学生。
大人と同じものを求めるんじゃなくて
大人と同じような対応ができるように、
しっかりと失敗させよう」
と自分自身を戒めるために
自分に言い聞かせていました。
そうじゃないと
私たち大人は
つい子どもに対して
「泣いても
すぐに泣き止んで
みんなの中に入ってほしい」
とか
「嫌なことがあっても
ぐじぐじ引きずらずに、
機嫌を取り直して
気持ちを切り替えてほしい」
とか
大人のように
自分の気持ちをコントロールして みんなの中に入ることを
望んでしまいます
大人でさえ難しいのにね
子どもがイヤなことを 引きずらずに さっと気持ちを切り替えてくれたら 親はどんなにかラクですよね~
でも、
そんな子どもこそ注意
この本の著者の大河原美以先生には
以前講座でお会いしたんですが、
(その時の内容はこちら
子どもに自分も人も傷つけて欲しくないから
お母さんの味方)
とってもステキな先生です
もし、
大学院に行き直すなら
この先生に師事したいな~、
そんな風に感じました。
講座でもおっしゃっていましたがこんな場面。
このお母さんの子育て。
上手くいっていると思いますか?
子どもは泣かないし、
気持ちを切り替えて
すぐ次の行動にうつせています。
が、こんな子育ては
子どもたちの成長に大きな影響を及ぼすと
大河原先生は警鐘を鳴らされているんです
どういうことかというと
転んだ子どもは
「痛い
」
という感覚を身体に感じました。
そして、
もやもやとした
悲しいような辛いようなしんどいような
そんな気持ちが
子どもの中にわきあがっています。
しかし、
それをお母さんに
「痛くない
」
と言われることで
無かったことにしてしまうんですね。
その時、
その子の脳内で
何が起きているのかというと
乖離(かいり)
つまり
・ 転んで痛いという身体の感じ ・ もやもやとしたいや~な気持ち と
・ 「痛くない」というお母さんからの情報 が
つながらないので
・ 転んで痛いという身体の感じ ・ もやもやとしたいや~な気持ち が 意識下に追いやられてしまうのです
そして、
「えらい
」
と言われることで
子どもは
「自分の感じている
痛いとかイヤだという気持ちは
あっちゃいけないんだ。
それがあると
お母さんにほめてもらえないんだ」
と感じて
どんどん
身体の痛みや 心の痛みを感じない
そんな子どもになってしまう というのです。
そして、
いつしか大きくなり、
親のいないところでだけ
それを爆発させてしまって
いじめや
暴力事件、
人には出せない子は
引きこもったりする。
そのように大河原先生はおっしゃっています。
子どもはたくさん失敗して
たくさんいろんな経験をするべきであって
大人が困らないように
聞き分けのイイ子になるべきでは
ないんですね
じゃあ、どうするかというと
気持ちに共感して
「痛かったね」
「しんどかったね」
「怖かったね」
そんな風に
気持ちに名前をつけてあげます。
しっかりと
・ 身体の感じ ・ もやもやとしたいや~な気持ち に共感してもらった子どもは
自分の感じたものと
お母さんからの情報が
一致しているので
それを
自然な形で処理して 次にいくことができるんです
私は自分の息子の
0~4歳位までの子育てを振り返って
基本的な生活習慣とかは別として
子どもは聞き分けが悪いし、
ぐじぐじ言うし、
たいして言うこときかないものだと思って
もっとおおらかに育てればよかったな~
と思っています
ましてや
0歳や1歳、2歳の子に
「どうしておもちゃ貸してあげないの?」
とか
「なんでいつまでも泣き止まないの?」
というのは
ちょっと無理な話・・・
(お母さんにとっては本当に大変ですが)
外でイイ子。 お家ではイライラをぶちまける
というのは 実は心が健康だからできるんですね~
でも、
子どもがイライラしているからといって
ごきげんを取るのは
違います
お母さんの仕事は
気持ちに名前をつけてあげること
その子が機嫌を直すかどうかは
その子がなんとかするところです。
機嫌取りはしません。
それはお母さんの仕事ではないんですよ
今日も読んでいただきありがとうございます(*´ω`*)

「子どもの感情コントロールと心理臨床」

-内容- 怒り・不安・恐怖に支配される子どもたち。 きれる、 かんしゃく、 暴力、 いじめ、 不登校、 リストカット…
子どもの心の問題は なぜ生じるかを解き、 支援の青写真を描く。
-Amazonより引用-
中学校で働いていたとき

と自分自身を戒めるために
自分に言い聞かせていました。
そうじゃないと
私たち大人は
つい子どもに対して

とか

とか
大人のように
自分の気持ちをコントロールして みんなの中に入ることを
望んでしまいます

大人でさえ難しいのにね

子どもがイヤなことを 引きずらずに さっと気持ちを切り替えてくれたら 親はどんなにかラクですよね~

でも、
そんな子どもこそ注意

この本の著者の大河原美以先生には
以前講座でお会いしたんですが、
(その時の内容はこちら


とってもステキな先生です

もし、
大学院に行き直すなら
この先生に師事したいな~、
そんな風に感じました。
講座でもおっしゃっていましたがこんな場面。
子ども連れのお母さん3人組が
歩いていました。お母さんの前を
子どもたちがはしゃぎながら歩いています。
1人の男の子が転んでしまいました
その瞬間、お母さんがすかさず
「痛くない
」
と言いました。
幼い子どもは顔をゆがめながらも 起き上がりました。
すると、そのお母さんは またもやすかさず
「えらい
」
と言ったのです。
子どもは泣くこともなく また他の子どもたちと はしゃぎながら去って行きました。
どうですか?
その瞬間、お母さんがすかさず


幼い子どもは顔をゆがめながらも 起き上がりました。
すると、そのお母さんは またもやすかさず


子どもは泣くこともなく また他の子どもたちと はしゃぎながら去って行きました。
このお母さんの子育て。
上手くいっていると思いますか?
子どもは泣かないし、
気持ちを切り替えて
すぐ次の行動にうつせています。
が、こんな子育ては
子どもたちの成長に大きな影響を及ぼすと
大河原先生は警鐘を鳴らされているんです

どういうことかというと
転んだ子どもは
「痛い


という感覚を身体に感じました。
そして、
もやもやとした
悲しいような辛いようなしんどいような
そんな気持ちが
子どもの中にわきあがっています。
しかし、
それをお母さんに


無かったことにしてしまうんですね。

その子の脳内で
何が起きているのかというと
乖離(かいり)
つまり
・ 転んで痛いという身体の感じ ・ もやもやとしたいや~な気持ち と
・ 「痛くない」というお母さんからの情報 が
つながらないので
・ 転んで痛いという身体の感じ ・ もやもやとしたいや~な気持ち が 意識下に追いやられてしまうのです



と言われることで
子どもは

どんどん
身体の痛みや 心の痛みを感じない
そんな子どもになってしまう というのです。
そして、
いつしか大きくなり、
親のいないところでだけ
それを爆発させてしまって
いじめや
暴力事件、
人には出せない子は
引きこもったりする。
そのように大河原先生はおっしゃっています。
子どもはたくさん失敗して
たくさんいろんな経験をするべきであって
大人が困らないように
聞き分けのイイ子になるべきでは
ないんですね

じゃあ、どうするかというと
気持ちに共感して



気持ちに名前をつけてあげます。
しっかりと
・ 身体の感じ ・ もやもやとしたいや~な気持ち に共感してもらった子どもは
自分の感じたものと
お母さんからの情報が
一致しているので
それを
自然な形で処理して 次にいくことができるんです

私は自分の息子の
0~4歳位までの子育てを振り返って
基本的な生活習慣とかは別として
子どもは聞き分けが悪いし、
ぐじぐじ言うし、
たいして言うこときかないものだと思って
もっとおおらかに育てればよかったな~
と思っています

ましてや
0歳や1歳、2歳の子に

とか

というのは
ちょっと無理な話・・・

外でイイ子。 お家ではイライラをぶちまける
というのは 実は心が健康だからできるんですね~

でも、
子どもがイライラしているからといって
ごきげんを取るのは
違います

気持ちに名前をつけてあげること

その子がなんとかするところです。
機嫌取りはしません。
それはお母さんの仕事ではないんですよ

今日も読んでいただきありがとうございます(*´ω`*)
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