2016.08.25
【カテゴリ】子育てのコツ
思春期の子どものやる気を奪う簡単な方法
今日のポイント
「やばい」
と言っているのは
「そんなことないよ」
と言ってほしいからであって
自分を先に
落とさなければならないような
心理状態にある
ということ。
中学校での数学講師を
していた時
よく言われていたのが
「中学生って
難しい年頃ですね」
「中学生なんて
大変じゃないですか」
ということば。
私からしたら
中学生だろうが
幼児だろうが
小学生だろうが
高校生だろうが
大学生だろうが
社会人だろうが
主婦だろうが
高齢者だろうが
人間は難しい
だって
自分とは別人格なんだから
当たり前のこと
でも、
多くの子育てを
している方がそういうので
きっと思春期特有の
反抗期に
四苦八苦しているんでしょう
最近読んだこの本
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にも思春期に対して
こんな記述がありました。
私はかつてものの道理がわかったご近所さんにこんな助言を受けたことがあります。
「どうしても何かをやらなきゃ行けない場合には、三つ選択肢がある。
一、自分でやる。
二、大金を払って人にやってもらう。
三、ティーンエイジャーにそれをやっちゃいけないと言う。」
(中略)
ティーンエイジャーにとって、こうした個としての感覚の出現は、何かにつけ親の支配を受ける子どもの役割から脱却し、あらゆる権利と義務を伴う大人の役割を目指そうとすることを意味しています。
確かにこれはやっかい
思春期は
大人になるには
欠かせない時期です。
自分の力を試したり
正義感に燃えたり。
(かく言う私も
中学3年生の時は
大人の理不尽さに
いちいち怒りの炎を
燃やしておりました)
半ば社会的潔癖症とも思える
思春期の子どもたちの
鋭い感覚や
世の中の公平さを求める
純粋な気持ちを
忘れないでほしいし、
この時期の子どもたちに
もっと自信をもって
ものごとに
取り組んでほしいんです
なので
マインドマップ親子講座に
本当に来て欲しいのは
実は中高生だったりします。
でも、
中学生ともなると
塾や部活で忙しく
なかなか
時間が取れない子どもさんが多く
1日や半日を講座に費やすのが
難しいようです
思春期特有の
あまのじゃくな特徴も
踏まえつつ
子どものやる気を奪う
簡単な方法が1つあります。
それは、
失敗を自虐的に笑うことです。
その子だけでなく、
親自身もです。
最近のことばで言うと
disる(ディスる)というやつです
例えば
「ちょっとなにそれ
全然わからんじゃん」
「あ~
やっぱりできんわ~」
「全然だめ。
下手くそすぎる」
「ちょっとそれやばい((笑)」
などなど。
心理学では
これらのことばは
セルフ・ハンディキャッピング
と呼ばれます。
つまり、
自分で自分を
先に落としておいて
後で傷つくのを防ぐ。
はじめから
言い訳をしている状態のことです。
テスト前に
「やばい
全然勉強しとらんわ」
というあれですね
(これ言う人、
たいていやってますよね~
これさえ言えない私は
本気でやってませんでしたからorz)
友達同士では
そういうコミュニケーションの仕方も
あるとは思います
が、
家でこれをやるとあっという間に
自信のない
人から見ても魅力的でない子に
育ちます
というのも
ここに本心はないからです。
「やばい」
と言っているのは
「そんなことないよ」
と言ってほしいからであって
自分を
先に落とさなければならないような
心理状態にある
ということなんです。
でも、
家族全員でそうやって
セルフ・ハンディキャッピングしまくって
お互いに
それぞれのできてないところを
揶揄する(ディスりまくっている)
そういう文化のお家ではどうでしょう
そんな家庭で育つのは
自信のない
言い訳をすぐ考える
卑屈な子どもです
子どもの自信を
奪うのは
とっても簡単
その子を
認めなければいいんです
そして、
親自身も自分を
認めなければいいんです
思春期は
人と自分を比較して
自分にできること
できてないところの違いを
明確に意識する時期です。
「あの子にはできるのに
私にはできない。」
「私はあんな性格じゃない」
そして
それが自己卑下に
つながりがちな時期でもあります。
だから
子どものやる気も自信も
奪うのは簡単です
子どもが
「あの子にはできるのに
私にはできない。」
「私はあんな性格じゃない」
と言った時に
「ほんまよ
もうちょっとできたらよかったのにね」
とか
「お母さん、
もっとカワイイ子が良かったわ~」
とか
言うと
例え笑いであっても
子どもは簡単に傷ついてくれます
ついでに人前で
「うちの子
ほんまに全然だめなんよ」
と言えば
もっと簡単になりますよ
もし、
「うちの子
そんなん言っても
全然傷つきませんよ
全部笑いで返しますよ~」
と
そんな家庭があれば
もう大成功
子どもは自分のことを
自虐的に見て
落とすことに対して
脳をフリーズさせて
その場に対応しています。
笑いながら
「まだできてないじゃん」
「全然だめじゃねぇ」
「うわ!なにそれ?」
と
言い続ければ
簡単に子どもは順応してくれます。
子どもにとって
帰る場所は
家しかありません。
お金もないし
車も運転できないし
自分で食べることも生活することもできない。
だから
家庭に
家族に
命を預けるしかないのです
そこで、
親は選択できます。
その家庭を
どんなことがあっても
一人ひとりの力を
認める場にするか
笑いながら
力を奪っていく場にするか。
どちらでもお好きな方をどうぞ
自信のない子どもにする上で
やってはいけないことは
「大好きだよ」
「味方だよ」
「大切な存在だよ」
と
伝えること。
これやると
根拠のない自信がついちゃいます
今日も読んでいただきありがとうございます(*´ω`*)
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